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おおぬきたつや の ブログ玉手箱♪(はてな版)

自称・マルチクリエイター おおぬきたつや のブログです♪

アトランティスの魔導士〈0〉 プロローグ ♯2

 うわ…!

 全編コピペできるとは言え、やっぱりめんどくさいですね♡

 自作のラノベピクシブとの両立ってのは?

 そもそもピクシブとの携機能が利用できないってのが問題なんですが、こちらでは早くもスキ的な、スターってヤツなんですか? それがふたつほどいただけたらしいので、すっかり心がピクシブから離れつつあります♪

 こちらでは形ばかりでもアフィリエイトもできますしね?

 取らぬ狸の皮算用もやらないよりはマシってもので!

 ちなみメディバンだとまんまオリジナルのPDF版の縦書きのが公開できるんですが、今はわけあって非公開設定のヤツ、要望があったらまた無料にて公開してもいいかなと思ってます♡

 ちなみにメディバンってどんなサイトかわかりますかね??

 

 

  プロローグ ♯2 

 

 で。
 またその途端――。

 

「ッ!」

 

 顔をまぶしく照らす、そろそろ夕焼けになるべくほんのりとオレンジを帯びた陽射しによる不意のカウンター、もろに食らってしまう。
 これにあえなくうげっと闇に慣れきった目を背けさせられるが、それでもどうにか細めた眼差しで己の左手、すぐそこの歩道際(ほどうぎわ)につけた一台の車両(クルマ)を探り当てた。
 中型で見かけこれといった変哲もない、白の商用ワゴン車だ。

 

「…あっ」

 

 だがはっきりとその見分けをつけた瞬間、ぽかんとした顔つきする少年は思わず口から、気の抜けたようなため息までも漏らす。
 これまでにもはや幾度となし。
 しごく見慣れた色形(いろかたち)のそれは、だが彼が今の今まで待ちわびていたものとは丸っきりの別物であったものだから。
 それにより。

 

 バタンっ――。 

 

 そう、乾いた音のする運転席側(ドライバーズシート)から、ほどなくこちらへつかつかと歩み寄ってくるのも、彼が一等はじめ、頭の中で思い描いていた人物とはまた似ても似つかぬ、他人となり。

 

 カツッ、カツッ、カツッカ、カ――。

 

 乾いた舗装路(アスファルト)に硬い足音を響かせる焦げ茶の革靴は、呆然の体(ぼうぜん の てい)の少年の目前(まえ)でぴたりと立ち止まる。
 その足下から頭へと徐々に視線を上向けてやって、シャッターを両手にバンザイしたまんまのポーズながらにもだ。
 幼い児童はその紅顔(こうがん)を如実(にょじつ)に曇らせてくれる。

 

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「なんだっ、だれかと思ったらシュウのあんちゃんかよっ! せっかくきたいしてそんしちゃったじゃんかっ!」

 

 もはやしていちゃもんさながら。
 およそ無遠慮なセリフをだ、しかも開口一番にぶちまける。
 それから自身はさっさか、その身を店先から奥の暗闇へと翻(ひるがえ)す始末だ。
 まったくこんな愛想もへったくれもありはしないお出迎えに、しかしその場に置き去りにされる相手の男はさしたる驚きもなし。
 多少だけ苦い笑いで肩すくめさせた。

 

「ふふ、ごめんね。こいつはえらく期待外れだったのかな? まあともかくお邪魔させてもらうよ。おじゃま、うわ! 暗いねぇ、やけにっ…」

 

 のみならず。
 それからすぐ自らもが半ばまで開いたまんまのシャッター、とても気軽なさまでくぐっていく。
 そうして、これまでとは一変した暗がりでその面(おもて)を上げると、真正面、七歩ばかり先でもう居間にいそいそ上がり込む小柄な背中を認め、そこに再度にこやかな調子の言葉をかけんとする。

 

「うーん…確かさ、お店はまだ開いている時間じゃあなかったのかい? それに仕事の途中でせっかくこうして立ち寄ったってのに、ずいぶんとつれないなあ! てことはやっぱり、ご機嫌ななめ、なのかな?」

 

「ほらっ、いまデンキつけたよ! ふんっだ、どうせうちのじいちゃんに言われてさ、こっちのようすのこのこ見はりにきたってだけのことだろォ? だってあんちゃんのおシゴト、いつものお店の商品(タネ)のほじゅうなんかはさ、ほんとはあしたのはずだったじゃんっ!」

 

 ようやく居間の電灯を背伸びで点(つ)けたかと思えば、頭を巡らせるなりしてあからさま。
 顔つきのその滅法訝しげ(めっぽう いぶかしげ)な男児はおまけ口をきつく尖(とが)らせた挙げ句にした、とかくとげとげしいものの言いだ。
 これにはやはり苦めの笑顔でそちらまで歩み寄る男は、またしてものことで両の肩をすくめさせる。

 

「たははっ! うん、まあ、ね。もちろんそれもあるけれど、やっぱりお話を聞かされて心配にもなったんだよ。おじいさん、ハイクさんもだいぶ困り果てていたご様子だったし、ねえ? きみのそのやんちゃぶりには、さ! だってそうじゃないのかな。大事な学校をサボッて、よりにもよってあのひとの〝仕事〟に無断で潜り込もうだなんてのは――」

 

 年の頃ならおよそ三十路(みそじ)入り前後だろう。
 壮年期などというよりはまだ青年と呼ぶのがふさわしかろう、若者の優しく諭(さと)すかにしたセリフ回しだ。
 が、それを一方のやんちゃ坊主ときたらばろくすっぽ耳を貸そうともせずでえらいことうとましげ…!
 両耳すっかり両手で塞(ふさ)いだらば、すかさずにぎゃんぎゃんと喚き返す。

 

「わあっ、もうっ、おせっきょーならききたくねえよっ! そんなのじいちゃんにしこたまやられたもんっ!! でもさおれさ、そんにワルくなんかないぜっ、ぜえったいに!!」

 

「…はは、そうか。わかったよ。ともあれおとなしくお留守番してくれていたんだものねっ…! なら、ぼくからはもうとやかく言わないことにしよう。だからそんなむっつりしないでさ、せっかくの可愛(かわい)いお顔が台無しだよ? ね、みんな大好きクリクリ坊やのアトラちゃん! それにほうら、ここにとっておきのおみやげもあるから、これでご機嫌直そうよねっ…!」

 

 しかるに敵はどうやら、こましゃくれた子供の扱い方だとかを十分に心得ているのらしい。

 

 ※次回に続く…!